問い合わせてきたお客様に、広告に謳っている金額以上の金額を請求したり、また部品の交換のみで修理できる部分を交換しなくてはならない、と偽って伝えて交換へ誘導するなど悪質な工事業者が増えています。騙されないためにも、以下のポイントを踏まえて修理業者を選択してみてください。
工事を進めてくる業者には注意!
- 蛇口から水が少し漏れていることに気づき、冷蔵庫に張ってある業者へ連絡しました。状況を伝えると「わかりました。すぐに行きます」と言い、1時間後に業者が到着。蛇口を数分調べてもらい「蛇口が古いから取替えたほうがいい、このままだといずれ破裂する」と脅されて怖くなって、結局交換で5万円取られてしまいました。交換した蛇口を少し知識がある知人に見せたところ、壊れる状態ではないと言われ、騙されたことを後に知ることになりました。
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蛇口が破裂するといったことはほとんどありません。
壊れる可能性がある、と脅して工事を進めてくる業者の典型的な例です。
このように工事をやたら進めてくる業者には十分気をつけて下さい。
あらかじめ金額を提示しない業者には注意!
- チラシを見て、トイレのつまりを業者に連絡しました。とりあえず、金額を知りたいと思って連絡したのに、業者は「状況を見てみないとわからない」の一点張り。大よその料金でいいから、と伝えると「つまりは1980円から対応しています」と言われました。その金額なら、と思って業者へ正式な見積もりを出してもらうために依頼。到着後、正式な見積もりを見てビックリ。1万円以上の金額でした。理由を聞くと、「予想以上に状況がひどく、時間がかかるから」と説明を受けましたが、どうも納得がいきません。しかし、すぐにトイレは使いたかったので、やむなく依頼してしまったのです。
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トイレのつまりを1980円で対応する業者はほとんどありません。
おそらく、最小の作業費を伝えて営業をかけたかったのだと思います。金額があいまいで不明瞭な業者、もしくは提示してくる金額がやたら安いような業者には警戒が必要です!
修理部分の内容を事前に説明しない業者には注意!
- 洗面所の排水パイプからの水漏れ修理で業者に依頼しました。業者に見てもらったところ、「簡単に直りますよ。」と言われひとまずは安心。金額を聞いたところ、そこまで高額ではなかったので、そのままその業者に依頼しました。修理は30分程度で終わり、水漏れも解消しましたが、修理箇所を見てみると、テーピングのようなものが巻かれているのみでした。また水漏れの心配はないのか、と聞いたところ「これでも大丈夫だ」と言われました。いろいろ調べてみると、テーピングで水漏れは直せるが、数年でまたダメになることがわかりました。事前に内容を確認しておけば、と後悔しました。
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格安の金額を提示して、応急処置のような修理をする業者もいます。
修理する部分を見せた後にどのような修理をするのかをちゃんと聞く必要があります。
そして、こちら側の要望(配管を交換するのか、応急処置でいいのか)を伝えることが大切です。